片付かない部屋と赤字家計の関係
家計が赤字というのは、この不景気によく聞く話です。
しかし、世の中には低収入でも着実に貯蓄をしているご家庭も多数いらっしゃると聞きます。
なにが違うんでしょうか?
かくいう我が家も2年程前までは家計簿を必死につけているにも関わらず赤字を連発してしまっていました。
ああでもない、こうでもないといろいろ試行錯誤を繰り返していましたがそれでもほとんど効果はなかったです。
しかし、今ではほぼほぼ毎月安定的に黒字を出し続けることができるようになりました。
今回は赤字家計の我が家が黒字家計に転換できたきっかけを書いていきます。
きっかけは「掃除」
こんな言葉を聞いたことはないですか?
「お金持ちほど家がきれい。貧乏人ほど部屋が汚い。」
昨今の自己啓発ブームや節約ブームの中で、お金持ちにフォーカスしてお金持ちとそうじゃない人の違いを指摘している書籍が増えましたがよく言われるのが上記の言葉です。
僕自身何度かこの言葉を耳にしたことがありますが、今までは「お金持ちは家が広いから散らからないだけだろ」って思ってました。
でも、今はこの言葉に激しく同意しています。
なぜなら実際に我が家が黒字転換し、それを継続できるようになったのは、部屋がきれいな状態を保つことができるようになった時からだからです。
僕なりの解釈を書きます。
まず、部屋がきれいとは、物がごちゃごちゃしていない。きちんと整って片付けられている。という状態です。
部屋が汚いとは、物がごちゃごちゃしている。片付けされていない。という状態です。
なぜきれいな部屋と汚い部屋にわかれてしまうのか?
ここがポイントだと思います。
物がごちゃごちゃしているというのは、物の数が収納の容量をオーバーしているということです。
ということは、物を持ちすぎているんですね。物が多すぎるんです。
物を持ちすぎてしまうのは、物の選別ができていないからです。
特に細々としたもの、例えを出すとボールペン。
ボールペンは実は2本くらいしか使ってないけど、5本持ってる。
別に問題なく使えるし、わざわざ捨てるのはもったいないから置いておこう
とか思いがちです。(←昔の僕です。)
これはボールペンだけではなくて、ボロボロになってきたタオルだったり、全然使ってない食器だったりと、いろいろなパターンに当てはまります。
1つ1つは小さくてもこんな感じでいろいろな物を残しておくと、あっという間に収納の容量なんか超えてしまうわけです。
ここまでが部屋の話。
これからが本題。
掃除と家計の関係性
汚い部屋とは使いもしないものがたくさんあってごちゃごちゃしている部屋のことです。
部屋に転がっている使いもしない物というのは、元はお金を払って手に入れた物なんですよね。
つまり、不要品が家にたくさんあるというのは、お金をたくさんの不要な物と交換したということ。
逆に、きれいな家に住んでいるというのはしっかりと物を管理できているということです。
部屋がきれいな人は、さっきの例に出した余分なボールペンのような不要な物はほとんど持っていない人が多いです。
僕も自分の中のお気に入りしか持っていないです。
ボールペンやタオルは、粗品でいただいたりすることが多いと思うので比較的増えやすいものですよね。
でも、くれるからと貰い続けてしまっては管理はできません。
僕も昔はタダだからと貰えるものはなんでももらって家に帰ったらその辺にほったらかしていました。(^_^;)
今では、使わないものはもたない。
というはっきりとした自分の思いがあるので、気持ちだけいただきます。とお礼を言うことがほとんどです。
その結果、自分はなにを大事にしているか。や、自分が必要なものはどんなもので、どれくらいの量いるのかといったことが自然に考えられるようになりました。
このくらいの時からポツポツと黒字になる月がでてきました。
自分や家族にとって必要な物やその量をしっかり見つめることで、家計管理はうまくいくのだと僕は思います。
たとえどんな大きな家に住んでいても
たくさんの収入があったとしても
自分たち家族に必要な量以上をひたすらに求め続けてしまうと、家計の黒字化は難しいように思います。
部屋を見回してみて使いもしない不要な物が溢れていないかをチェックしてみることが、案外家計黒字化への近道かもしれません。